「地域相談支援」は都道府県、政令・中核市が指定する一般相談支援事業者が実施するもので「地域移行支援」と「地域定着支援」があります。
■地域移行支援
施設や精神科病院、矯正施設等に入所・入院している障害のある方を施設や病院スタッフ等と協力しながら当事者の不安解消に向けて支援します。様々な啓発活動や日中活動の場の体験利用、体験宿泊、住居の確保など地域における生活に移行するための活動に関する相談やその他のサービスを提供します。
【利用できる方】
地域での生活へ移行するために支援が必要な以下のような方
- 障害者支援施設に入所している方
- 療養介護を行なう病院に入院している方
- 精神科病院(病棟)に1年以上入院している方や支援を受けないと入院が長引く可能性のある方
- 利用できる期間は6ヶ月以内(地域生活へ移行できると見込める方については延長することもあります)
■地域定着支援
居宅において単身等の状況で生活する障害のある方に関係機関との連携による常時の連絡体制を確保し、緊急の事態等に家庭訪問や相談、その他のサービスを提供します。
【利用できる方】
- 地域で一人暮らしをする方や家族と一緒に暮らしていても家族に障がいや病気があり支援を受けらずに地域生活を続けるための支援が必要な方。
- 病院や施設を出て地域での生活を始めた方や実家から自立して一人暮らしを始めた方など地域生活が不安定な方
- 利用できる期間は1年以内(地域生活を続けるため支援が必要な方については延長することもあります)
- グループホーム・宿泊型自立訓練施設に入居している方は対象外です