令和2年度の取組について
社会福祉法人真宗協会は、介護職員及び福祉・介護職員における処遇改善加算並びに特定処遇改善加算の取得に際し、以下の取得要件について取組を進めました。
・キャリアパス要件について
(要件Ⅰ)
①対象職員の任用における職位、職責又は職務内容等の要件を定めている。
職員給与規程別表⑧「各等級の職務内容」に明記されております。
②職位、職責又は職務内容等に応じた賃金体系を定めている。
職員給与規程の別表①~⑥に記載されているとおり、職務別職務給表があり、それに基づき給与の算定をしております。
また、パートタイマーにおいてもパート時間給表を設定しており、人事考課を希望する者は、それに基づく昇給をパートタイマー給与規程第12条に明記しております。
③就業規則等の明確な根拠規定を書面整備し、全職員へ周知している。
上記①、②のとおり給与規程等において明文化し、それらは法人ホームページにおいて、常時閲覧可能となっております
(要件Ⅱ)
①対象職員の職務内容等を踏まえ、対象職員と意見交換しながら、資質向上の目標及び「研修機会の提供、技術指導等の実施と共に介護職員の能力評価の実施」「資格取得の為の支援の実施」に関する具体的な計画を策定し、研修の実施又は研修の機会を確保している。
毎年度、各施設において経営計画に基づく研修計画を策定し、対象職員に対して計画的に研修参加の機会を設けております。
又、職員福利厚生規程第7条により、職務報奨金及び資格報奨金制度を設けて、毎年度、対象職員へ支給していると共に、資格取得に要する勤務調整、年次有給休暇の取得を各施設において進めております。
(要件Ⅲ)
①介護職員について、経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けている。
人事考課規程の別表Ⅱ及び職員給与規程第27条(昇給)、第28条(昇給の内容)・第29条(臨時の昇給)・第30条(昇格)パートタイマー給与規程第12条(昇給)に明記されております。
・職場環境等要件について
(資質の向上)
現に勤務に就きながら介護福祉士等の取得を目指す職員に対し、勤務調整等による研修受講への支援、より専門性の高い介護技術の取得を目的として喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修等の支援、中堅職員に対するマネジメント研修等の受講支援を行っております。
(労働環境・処遇の改善)
子育てとの両立を目指す者の為の育児休業制度等の充実を図ると共に、健康診断、ストレスチェック等の実施による健康管理面の強化、職員休憩室、分煙スペース等の整備を進めております。
(その他)
職員の能力等に応じて、パートタイマーもしくは嘱託職員から正規職員への登用を実施し、人材の育成・確保等を進めております。